平山郁夫絵画作品
自伝・デッサン・その他

ガンダーラ 仏座像 3世紀

  • その他
  • 平山 郁夫
  • 1984
  • 紙本彩色(素描)
  • 98.5×63.0cm

平山郁夫夫人、美知子(当館館長)が亡母の供養のために入手したガンダーラの仏陀坐像(当館所蔵)を描いた作品。この仏像を購入したことをきっかけに夫妻はシルクロードの美術品を蒐集することになったという。画家は蒐集したコレクションのスケッチをしばしば行い、「出土品を手元に置いて鑑賞すると、歴史の味が刻み込まれ、色彩、質感など深く重みがあり、鋭い。ずっしりとした時代を経た存在感があり、感性を磨くのによき師となってくる」と述べている。