コイン(貨幣)は、前7世紀はじめ、小アジアのリュディア(現在のトルコ西部)で発明され、やがてペルシア、ギリシア、ヘレニズム世界を経て、古代ローマ世界にひろまった。ここにみるコインはリュディアの王クロイソス(在位 前561ー前547年頃)が発行した金貨。表の面にライオンと牡牛の頭部が刻まれている。