シルクロードコレクション
ガラス

コアガラス容器破片(3点)

  • エジプト
  • 前15-前14世紀
  • 新王国時代(第18王朝)
  • ガラス
  • 最大長 3.8cm

エジプト新王国、第18王朝時代に製作されたコアガラスによる香油瓶の破片の数々。
その多くは地色が濃紺色で、白や黄、水色のガラスによる羽状文や波状文で装飾されている。

破片なので内側にはコアガラスの芯となった粘土などの痕跡が残っている。
特に、前15世紀、エジプトはトトメス3世の遠征により西アジアに勢力を拡大し、当時、ガラス制作が盛んであったミタンニ王国もその支配下に治めた。

第18王朝時代に、古代エジプトのガラス技術が急速に発展したのはミタンニから連れてきたガラス職人たちの功績ともいわれている。