モザイクガラス 人面(3点 マイナスとシレノス)
- エジプト
- 前1-後1世紀
- ガラス
- 最大長 3.8㎝
人面モザイクは、色ガラスを組み合わせて、顔の半分を表すモザイクガラスをつくり、切片を並べてひとつの顔を表す。蔦の葉の冠をかぶった女性は、ギリシア神話に登場するディオニュソス(別名バッカス、葡萄酒と演劇の神)に仕える信女マイナス、緑色を背景に表された老人は、半人半馬の老人シレノスである。ヘレニズム時代のアレクサンドリアで流行したギリシア演劇の仮面を表していると考えられる。
人面モザイクは、色ガラスを組み合わせて、顔の半分を表すモザイクガラスをつくり、切片を並べてひとつの顔を表す。蔦の葉の冠をかぶった女性は、ギリシア神話に登場するディオニュソス(別名バッカス、葡萄酒と演劇の神)に仕える信女マイナス、緑色を背景に表された老人は、半人半馬の老人シレノスである。ヘレニズム時代のアレクサンドリアで流行したギリシア演劇の仮面を表していると考えられる。