二連瓶のまわりに細いガラス紐を巻き、さらに胴部の側面に別のガラス紐を波状に巻いて、口部の上には大きな二段の吊手を付ける。このようなガラス紐による複雑な装飾は、一度、ガラスが固まってしまうと加工できなくなるので、スピードと高度な温度管理が要求される。ローマ時代の熟練した吹きガラス職人の手になる一級品である。