シルクロードコレクション
中央アジア

執金剛胸像

  • 彫刻
  • 中央アジア
  • アフガニスタン
  • 2‐4世紀
  • クシャン朝
  • ストゥッコ
  • 高39.0cm

執金剛はサンスクリット名のバジュラパーニ(稲妻を持つ者)の漢訳名。仏教では、仏陀がバジュラ(漢訳で金剛杵)を持つにふさわしい至高の存在であるが、自身は手にせず、傍らの執金剛がバジュラを持つ。将軍の太刀持ちと同じである。彼は後に独立して、仏教を守護する「執金剛神」となる。本作ではギリシアの英雄ヘラクレスのごとくライオンの頭皮を被っている。