塔碗形合子
- 工芸
- 東アジア
- 中国
- 7‐9世紀
- 唐
- 赤銅、鍍金
- 高16.6cm
球体形の合子で、蓋には相輪形の紐を立て、身には台脚を備える。こうした器形のものは、古代インドでは舎利容器でもあった。わが国では法隆寺・玉虫厨子の舎利供養図や、東大寺大仏の蓮弁線刻などに見ることができ、これらの内容から柄香炉とともに香合として用いられたのであろう。同様のものに正倉院宝物や、日光男体山などから出土したものがある。
球体形の合子で、蓋には相輪形の紐を立て、身には台脚を備える。こうした器形のものは、古代インドでは舎利容器でもあった。わが国では法隆寺・玉虫厨子の舎利供養図や、東大寺大仏の蓮弁線刻などに見ることができ、これらの内容から柄香炉とともに香合として用いられたのであろう。同様のものに正倉院宝物や、日光男体山などから出土したものがある。