羊毛の房で覆われた大きな長衣(カウナケス)を身にまとった女神。石灰岩による身体部分(首から上と腕)や帽子は取り外せるようになっている。このような石製の女神像はバクトリアだけでなく、トルクメニスタンなどでも出土し、おそらく古代の中央アジア一帯で崇拝されていた大地母神像と考えられる。