インド東部から発見された前1ー後1世紀頃のテラコッタ製の奉納板。型押しで量産され、装身具や衣服、背景の植物文も精緻に描写されている。本作はヒンドゥー教の愛と美、豊饒の女神ラクシュミー(日本には吉祥天として伝えられた)を表し、豪華な装身具を身にまとい、蓮華の上に立ち、眉間にはティラカ(円形飾り)が示されている。