シルクロードコレクション
中央アジア

弥勒菩薩交脚坐像

  • 彫刻
  • 中央アジア
  • パキスタン、ガンダーラ
  • 2‐3世紀
  • クシャン朝
  • 灰色片岩
  • 高62.0cm

髪の一部を頭頂に結び、残りを垂髪にした祭司(バラモン)形の菩薩像。左手におそらく水_を持った弥勒菩薩であろう。弥勒菩薩は、釈迦の次にこの世に出現し、仏陀になると信じられた菩薩である。頭頂に束ねた髪の結び方は、ギリシアの若者の髪型で、足を交える交脚は遊牧民の王侯像に由来する。交脚は胡座(あぐら)として伝えられている。