戦国玉
- 工芸
- 東アジア
- 中国
- 前5‐前3世紀
- 戦国
- ガラス
- 高2.4cmなど
古代中国では不透明ガラスによる象嵌玉が好まれた。西方からもたらされたトンボ玉の影響で制作が始まり、戦国時代に作られたガラス玉は、鉛とバリウムを多く含み、この時期から次第に独自の製法でガラスが作られるようになったと考えられる。戦国玉に特徴的な、呪術的な貼眼文や、同心円文、七星文(一つの円の周りを六つの円が取り囲む円文)などのデザインは、西アジアのトンボ玉をもとに戦国時代に独自に発展を遂げた。装身具のほか、鏡や器物に象嵌されることもあった。