神殿や宮殿の壁面を装飾していたと考えられる彩釉煉瓦。強い輪郭線、様式化された動物の筋肉などの細部の表現、精霊などの図像表現にはアッシリアの強い影響がみられ、前8世紀頃、近隣のウラルトゥやアッシリアからの文化的影響を受けたマンナイ王国に関連づけられる。イラン北西部、ハッサンル周辺のいくつかの遺跡からも同様の彩釉煉瓦が発見されている。