水差し(黒像式オルペ)
- 工芸
- 地中海
- ギリシア、コリントス
- 前610‐前590年
- アルカイック
- 土器
- 高41.5cm
コリントスでつくられた水差し。葡萄酒をいれて酒盃に注ぐためにもちいられた。4段に区切られた水平な画面に、黒像式の技法(黒い顔料を塗り、針金のような先の尖った器具で細部を掻き落とす)で、獅子、豹、牛、山羊、鳥が描かれている。金属器を模した水差しの形状や、草食獣と肉食獣が交互に配された動物文にアッシリアなど古代西アジアの美術からの強い影響が見られる。
コリントスでつくられた水差し。葡萄酒をいれて酒盃に注ぐためにもちいられた。4段に区切られた水平な画面に、黒像式の技法(黒い顔料を塗り、針金のような先の尖った器具で細部を掻き落とす)で、獅子、豹、牛、山羊、鳥が描かれている。金属器を模した水差しの形状や、草食獣と肉食獣が交互に配された動物文にアッシリアなど古代西アジアの美術からの強い影響が見られる。