混酒器 (黒像式クラテル)
- 工芸
- 地中海
- ギリシア、アテネ
- 前6世紀末
- アルカイック
- 土器
- 高49.5cm 径48.0cm
クラテルは酒宴の席で用いられる大型広口の酒甕で、葡萄酒を水で割り、香料や蜂蜜、松脂などを混ぜて客たちにふるまわれた(古代ギリシアでは葡萄酒を薄めずに生で飲むことは野蛮とされた)。一方の面には四頭立ての馬車に乗った男女をまわりの人々が祝福している場面(婚礼行列)、もう一方の面には運動場で若者が訓練をしている場面が描かれている。
クラテルは酒宴の席で用いられる大型広口の酒甕で、葡萄酒を水で割り、香料や蜂蜜、松脂などを混ぜて客たちにふるまわれた(古代ギリシアでは葡萄酒を薄めずに生で飲むことは野蛮とされた)。一方の面には四頭立ての馬車に乗った男女をまわりの人々が祝福している場面(婚礼行列)、もう一方の面には運動場で若者が訓練をしている場面が描かれている。