シルクロードコレクション
南アジア

礼拝用掛け布 クリシュナ物語図

  • 工芸
  • 南アジア
  • インド北部、ナタドゥワラ
  • 17‐18世紀
  • ムガール朝
  • 綿、金
  • 縦209.5cm 横235.0cm

ヒンドゥー教の一派のクリシュナ信仰の寺院で掛けられた大きな布(ピチャヴァイと呼ばれる)。金箔がふんだんに使用されている。クリシュナを象徴するカダンバの木と、クリシュナを探すゴーピー(牛飼い女)たちが描かれている。満月の夜、クリシュナが笛を吹き、美しい笛の音に引かれたゴーピーたちが、装いを凝らして駆けつけるが、ゴーピーたちがクリシュナの心を捉えようと競うあまり、クリシュナは姿を隠してしまう。やがて彼女たちの真心を知り、クリシュナは再び姿を表し、ゴーピーたちはヴァス・マンダラの踊りをして、満月の祭りを祝ったという。