葡萄唐草の円文の内側には、獅子を射ようとする騎馬人物(狩猟文)などが表される。このような葡萄や騎馬人物については、共に西アジアからシルクロードを通って中国に伝わってきた文様であり、その源流はササン朝ペルシアの図像と考えられる。人物表現などは西アジアの要素はなく、もはや中国的な表現となっている。これらを組み合わせた文様は、古代中国・唐時代の美術工芸などで盛んに用いられてきた。