赤地花卉文金更紗
- 工芸
- 南アジア
- インド南東、コロマンデル海岸
- 18‐19世紀
- ムガール朝
- 綿、金
- 縦274.0cm 横97.0cm
「シャム更紗」の名で日本人に親しまれているインドの輸出用の更紗。インドでは17世紀前後からシャム(タイ王国)の注文に応じて、彼らの好みを取り入れたデザインの更紗を制作してきた。産地はコロマンデル海岸が多く、特に本作のような精緻な金更紗は宮廷で装飾布として用いられた高級品である。日本には桃山時代から紹介され、とくに茶道具の包み裂(つつみぎれ)として愛好された。
「シャム更紗」の名で日本人に親しまれているインドの輸出用の更紗。インドでは17世紀前後からシャム(タイ王国)の注文に応じて、彼らの好みを取り入れたデザインの更紗を制作してきた。産地はコロマンデル海岸が多く、特に本作のような精緻な金更紗は宮廷で装飾布として用いられた高級品である。日本には桃山時代から紹介され、とくに茶道具の包み裂(つつみぎれ)として愛好された。