画家の言葉
ウルの神殿を訪れると、神々を祭ったジグラート(聖壇)を修復した建造物がある。アンドレ・マルローは聖壇への階段を天空に昇る美しい階段であると表現している。この聖壇は神を祭る建造物であり、また、肥沃な土地を作るティグリス、ユーフラテス両河の氾濫時の位置を示す大きな目印でもあったのだろう。今も河水が増水するとジグラートは水に浮かんだように見えるという。