インド北東にあるブダガヤ（ボードガヤ）は、釈迦が悟りを開いた地である。平山郁夫はこの地を訪れ「ここには仏教徒もヒンドゥ教徒も集まり、教えを称えながら塔の周りをめぐるなど、聖地としての荘重な雰囲気に満ち溢れている。ここで釈迦は悟りを得たのかと、あらたまった気持ちになる」と記している。巨大な高さ52mの大菩提寺（マハーボーディ寺院）の本堂脇に、釈迦が悟りを得た場所があり、金剛座が置かれ、菩提樹の大木が植えられている。