平山郁夫絵画作品
シルクロード

楼蘭遺跡

  • シルクロード
  • 平山 郁夫
  • 1986
  • 紙本彩色(素描)
  • 32.0×41.0cm

楼蘭は中国のタクラマカン砂漠の北東部、シルクロードが西域南道と天山南路に分岐する要衝にあり、交易で栄えたオアシス国家であった。4〜5世紀頃に滅び、歴史から姿を消した。1900年、探検家のスヴェン・へディンによって遺跡が発見され、後にオーレル・スタインが大規模な遺構を明らかにした。「砂漠の舟」と呼ばれるラクダたちも、こうしてオアシス都市を横断したのであろう。